<雅也>
んげぇぇぇぇ!? 何で生徒会長がここにいんだよ!? |
<優希>
でぇたぁなぁ、問題児め。 |
<雅也>
ま、牧! どういうことだよ!? まさかお前ら。結託して俺を吊るし上げようって魂胆じゃねーだろうな!? |
<双葉>
いいから落ち着け馬鹿。 |
<馬鹿>
馬鹿とは何だ! |
<聖司>
まあいいから。牧さんの言うとおり、少し落ち着きましょ。ね? |
<雅也>
ん……あんたも、どこかで見たことあるぞぉ? |
<聖司>
ええと。あなたが問題を起こすたびに、何度も会っているのですけど…… |
<雅也>
ん。だめだ、思い出せねぇ。 |
<優希>
だそうだ、霧島君。君の存在感はブレないな。 |
<聖司>
はぁ、好きに言ってください。ええと、自分は3年C組、霧島聖司。生徒会の副会長です。 |
<雅也>
思い出した! 敵の腰ぎんちゃくだ! |
<聖司>
こ……し……一応、上級生なんですけど。 |
<優希>
ぷ。 |
<聖司>
か、い、ちょう? |
<優希>
すまんすまん。それよりもだ。吊るし上げるとは何のことだ? |
<雅也>
うお……な、何でもねーよ。 |
<優希>
なんだ貴様。後ろめたい事でもあるのか? おもしろい。叩けばどれだけ埃が舞い散るか、試してやろうか? |
<雅也>
ちくしょう! やってやるぜ、かかって来い! |
<秋人>
おお。なんとも清清しい馬鹿だ。嫌いじゃないぜ。 |
<まゆか>
あの……。あまり騒ぐとお店の人にご迷惑かと…… |
<一同>
あ。 |