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FBI-アキトDATESS-act.01
<<<03-03>>>






<双葉>
 んじゃつまり。
 あんたが見たのは、ひょっとしたら流出したテスト問題“そのもの”かもしれないって事ね?

<雅也>
 ん〜。断言はできねぇけど多分そうじゃねーかなーって思う。

<聖司>
 興味深い話ですね。その話を信じるとして。では、どこでそれを見たと?

<雅也>
 それは……

<聖司>
 それは?

<雅也>
 …………
 ダチが見せてくれたんだよ。『こんなの拾った』とか言ってよ。ほら、そこにあるような……スマホって奴でさ。

<聖司>
 スマホ……ですか。

<秋人>
(スマホ……ね)

<雅也>
 あ、ああ。

<優希>
 誰だ。それを貴様に見せたのは、どこのどいつだ?

<雅也>
 そ……それは……

<優希>
 どうした答えろ。誰に見せてもらったんだ? よもや……
 実は、自分で盗み出したにも関わらず、『友達に見せてもらったんだ〜』とかいう展開ではあるまいな?

<雅也>
 そ、そんなんじゃねーよ。

<優希>
 では誰だ。答えろ。

<雅也>
 それは……言えねぇ。
 俺は……
 俺は義理に生きる男だ! ダチを売るわけにはいかねぇ!

<双葉>
 あんたのダチって、一人しかいないじゃん。てーと“立松”君ね。

<雅也>
 うお!? しまった!

<秋人>
(うむ。絶妙な馬鹿さ加減だ)

<優希>
 2年A組の『立松 賢治』か。まったく、あの秀才がどうしてこんな馬鹿とつるんでいるのか。私は甚だ理解に苦しむばかりだ。

<双葉>
 んじゃ、立松君に直接……

<雅也>
 むぁ! むぁってくぅれ! 牧、その携帯をしまってくれ!
 俺の知っていることは、全部話す! だからあいつだけは!

<双葉>
 はぁ? だって、テスト問題持ってたかもしれないなら、直接聞いたほうが早いじゃん。

<雅也>
 そこを何とか!

<双葉>
 ん〜。却下。

<雅也>
 そんなぁ!

<秋人>
 まあ待て。とりあえず、話を聞いてからにしよーや。

<双葉>
 何でよ? あんた、こいつの肩持つの?

<秋人>
 そうじゃねーよ。ただ、変にこじれて馬鹿がヘソを曲げたらどうする? 聞ける話も聞けなくなるかもしれないぜ?
 だったら。その何とかって秀才に電話するのは、聞ける情報を聞き出し、その上で“必要”と判断してからでも遅くはない。
 だろ?

<双葉>
 それは、まあ。

<雅也>
 牧のおにーさん! あんたは神様か!?

<秋人>
 そうだ。俺こそが神だ。へつらえ。

<雅也>
 うぉぉぉぉ! 神々しすぎるぜ! だて男神だ!

<秋人>
 その名で呼ぶな。ぶっとばすぞ、こぞー。

<雅也>
 ひえええええ!?

<双葉>
 じゃなくて。んじゃとりあえず、立松君に電話はしないから、知ってること教えてよ。
 困ってんのよ、私たち。あんただって馬鹿なりに、人の役に立ちたいでしょ?

<雅也>
 困ってるって、あの牧双葉が?

<双葉>
 あの……ってのには引っかかるけど、まあそうよ。もっとも、困ってるのは私だけじゃなくて、どっちかって言うと……

<雅也>
 泉……さん? 泉さんが困ってるのか?

<まゆか>
 は……はい。双葉ちゃん以外にも、皆さんにご迷惑をかけっぱなしで……

<雅也>
 そうか。分かった。知ってること、全部話すぜ。

<双葉>
 え? 何か対応、ちがくない?




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